パリ小町 - 着物で何かできること @パリ -

"Paris Komatchi " - Soutenir le Japon en portant le kimono -

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「Salon Idées Japon」~リポート~

先日、パリ小町注目のイベントとして紹介した展示会「Salon Idées Japon」での模様です♪

展示会は、以前パリ小町が着物ショーで参加した同じ場所で開催されました。オペラ座が近いこの界隈は日本食料理屋さんが並び、会場は昔ながらの面影が残るパッサージュ・ショワズール(Passage Choiseul)の中にあります。

展示会最終日は11月最後の土曜日。その数日前にシャンゼリゼ通りのクリスマスイルミネーションも点灯し、パリの街は一気にクリスマスプレゼントを探す人たちで溢れていました。

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会場のウィンドーはJAPONなオブジェが飾られ、道行く人々がなんだろうと足を止めていました。その奥には日本ならではの、色や柄の和風小物で埋め尽くされ、来場者の興味を惹きつけていました。

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地上階では、在仏日本人の作家やクリエイターによる手作り小物の販売。大阪市のブースもありました。こちらでは大阪出身の作家さんによる作品が展示されていました。地下へと続く空間には、高級こたつの販売。そして地下では日本への観光案内と、盛りだくさんの内容でした。

この展示会のために、わざわざ日本から駆けつけていた作家さんもいました。先日、パリ小町に「パリで着物のジャックをしませんか?」と声をかけて頂いた、つまみ細工作家の小田彦三郎さんもそのひとりです。

つまみ細工とは、四角に切った布を折り草花や蝶などを表現した伝統工芸のこと。小田彦三郎の作品は本人曰く、

「古典的なつまみかんざし(羽二重の小さなはなびらを幾重も重ねたもの)ではなくて、帯地で作る手のひらサイズや、ヘッドドレス風大正リボン、バングル、チョーカーなど、かなりアバンギャルドwなラインナップです。また、水玉やストライプに見えるものは全て江戸小紋の行儀や通し、鮫、縞になります。」

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とのこと。実際、洋服に合う小物がいろいろあり、私はパートナーの母へのクリスマスプレゼントとしてピアスを購入。隣にいたフランス人女子はリボンを購入していました。「髪の毛の結び目に付けるわ!」と彼女は言って、その可愛さに大興奮の様子。

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もちろん着物のアクセントとして活躍しそうな小物もいろいろ。思い切って、自分用に少し大ぶりの髪飾りにもなり、帯にも付けれるアクセサリーを購入しました。大正ロマン風なコーディネートにこれを合わせて、パリで着物だからこそのおめかししてみようかな!と思います。

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自分用に購入したのがもうひとつ。絞り帯を彷彿させるテクスチャーが気に入りました。エコバックなのですが、着物にも合うし、便利!伸縮性があって機能性も抜群。

地下へと続く空間には、こたつ。行き交う来場者の目が釘付け。寒くなると日本人にはお馴染みのこたつですが、もちろんフランスには存在しません!ということで、丁寧に「靴を脱いでからお入り下さい」と書かれた注意書きがこたつの前に置かれていました。

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こたつを販売していたのは、LE VRAIMEUBLE JAPONAIS(その名も「本物の日本家具」)代表のフランス人、オリビエさん。

いかにこのこたつが他にはなく素晴らしいもかと流暢な日本語で説明してくれます。
「普通のこたつであればもっと手頃な価格で手に入ります。が、これが高額なのはそれなりに理由があるのです」

と。オリビエさん本人が10年以上使っているとのことで、その使い心地の良さは納得するはずとご本人のお墨付き。日本人以上に日本の伝統工芸の素晴らしさ、その「本物」の良さを語ります。

靴を脱いで入ってみました。途端、もう外に出たくないのがこたつマジック☆
ミカンが無いのが残念・・・っ。ぬくぬくこたつに入ってロリータ風フランス女子と記念に撮影。

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こたつに付いている通常の赤外線はフランスの規定では認可されないらしく、この国に合わせた設計がなされています。暖かさは日本のそれとまったく変わりありませんでした。欲しい!!が、

「今のアパートのリビングは狭いので・・・」と言うと、すかさず「ソファーはそこにありますか?」と訊くオリビエさん。「あります」と答えると、「このコタツがあればそのソファーは必要ありませんよ」と。こたつがソファーに取って替わられた私の生活様式まで指摘されたようではっとした瞬間でした。

日本の「本物」の家具を、まるで自国のものを自慢するように力説するオリビエさん。興味があれば、ご自宅兼ショールームで商品の日本家具を見せてくれるそうです。 → LE VRAIMEUBLE JAPONAIS

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フランスではこたつはもちろん、着物でさえもまだ稀な存在にとどまっています。

こうしたなか、展示会場で販売されていた和物アクセサリーなどはフランス人女性の普段使いにすぐ取り入れることのできるものです。これらの小物が、日本ならではの工芸に触れる最初の一歩になるのではないでしょうか。

今、日本では若い人達の間で少なからず着物ブームが起こっているようです。また、着物を日常着として少しでも多く取り入れようとする動きも見られます。また、私たちパリ小町を含め、海外で「着物を知ってもらおう、楽しんでもらおう」と活動している人達もいます。このような動きと共に、和物アクセサリーや小物、着物が多くの人の手に渡り、同時に日本の伝統工芸がその地域の生産性と共に発展し続ければ、と願っています。

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日本の伝統工芸には異文化を越えて引き付ける魅力があります。
「今」の気風に乗って、身に付ける人の各々の感覚で自由に楽しめればいいですね!

そんな和物の魅力を再発見できた楽しい展示会でした♪


(文責 : hikoto )
En français bientôt!!

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Author:pariskomatchi
パリ小町は、震災をきっかけにパリで発足したボランティア団体です。「着物で何かできること」はないかと、パリ在住の着物好き日本人女性の有志によって結成されました。復興支援のために、フランスで着物を通してできることがあると信じ、着物を羽織る機会を楽しみながら活動しております。

http://www.pariskomatchi.org/jp

Paris Komatchi est une association qui a débuté ses activités après le seisme du Japon. Elle a été établie par des japonaises qui habitent à Paris, avec l'envie d'aider ce pays en portant la tenue traditionnelle japonaise : le Kimono. Au travers du kimono nous pensons pouvoir soutenir le Japon depuis la France. Nous souhaiterions que beaucoup de gens pensent au Japon en découvrant le kimono.

http://www.pariskomatchi.org/fr

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